前回、冷え性改善に繋がるアイテムを3つご紹介しましたが、今度は身体の内側から冷え性を改善していく食事をご紹介します。特に冬場は「食べる温活」がカギ！
この記事では、体をポカポカにする豆類や根菜、海藻といった冷え性に効果的な食材を紹介しながら、忙しい日々でも取り入れやすい簡単な方法もお伝えします。食材選びのポイントやおすすめレシピもご紹介するので、冷え症に悩む方はぜひ参考にしてくださいね！
冷え性対策に豆？その驚きの効果とは
冷え性対策に欠かせないのが「豆類」です。「豆がどう冷え性対策になるの？」ともしかしたらピンと来ない方もいるかもしれませんが、豆にはご存知の通り、栄養がギッシリ詰まっていますよね。
豆は腎臓をサポートする働きがあるため、特に冬の冷え症対策に効果的と言われています。腎臓が弱ると体の冷えを感じやすくなるので、豆類を積極的に食事に取り入れましょう。
豆類が冷え性に効く理由
豆類には高い栄養価と「発芽する力」が備わっています。発芽するものは生命力の象徴であり、体に活力を与えると考えられています。特に、大豆やレンズ豆、黒豆など、種類豊富な豆類は腎臓を元気にし、冷え性の改善をサポートします。
豆類を無理なく摂り入れる方法
「豆は美味しくない！」と思う方も多いかもしれませんが、実は簡単に美味しく摂り入れる方法があります。例えば、スープ。面倒な調理方法もなく簡単で、特に冬場はスープだけでも身体を温めてくれますよね。
豆を摂り入れるのは本当に簡単で、味は別として豆を煮込むだけで栄養たっぷりの温かいスープが完成します。でも、どうせ食べるなら美味しいほうがいいですよね？
そこでオススメなのが、「大豆やひよこ豆を使ったミネストローネ」「レンズ豆のカレー風スープ」「豆腐やオカラを加えた味噌汁」
忙しい日でも取り入れられる簡単レシピは、外部リンクを参考にしてみてください。
豆類を楽しむポイント
豆類を続けて摂るためには、調理の工夫が大切です。「豆」と言っても本当にいろんな種類があるので、煮込み料理だけでなく、サラダや炒め物に加えてアレンジするのもオススメ。また、スープジャーを活用すれば、職場や外出先でも温かいスープを楽しめます。
豆類を毎日の食事に少しずつ取り入れて、体の内側から冷えを改善しましょう！
冷え性対策に王道の根菜
冷え性対策には、土の中で育つ「根菜類」も強い味方です。ご存知の方も多いのではないでしょうか？根菜は地中から栄養を吸収し、体を温める力があるとされています。寒い季節には、積極的に根菜を取り入れた食事を意識しましょう。
根菜が冷え性に効く理由
根菜類には、エネルギー源となる炭水化物や身体を温める効果があるとされるミネラルが豊富に含まれています。特に冬場は、消化に時間がかかる根菜を食べることで、体の内側からポカポカと温まるのを感じられます。
大根：煮物やおろしで使いやすい万能選手
サツマイモ・ジャガイモ：甘みがあり満足感もアップ
ゴボウ：食物繊維が豊富で腸内環境も整える
ニンジン：ビタミンが豊富で色味も料理にプラス
簡単でおいしい冷え性対策根菜レシピ
根菜は加熱することでさらに甘みが引き出され、食べやすくなります。オススメはコチラ！
- 根菜たっぷりのポトフ
- サツマイモとニンジンのクリームシチュー
- ゴボウと大根の味噌煮
これらの料理は、冷え性改善だけでなく、疲れた身体を癒す温かさも与えてくれます。手軽に作れるレシピは外部リンクなどでチェックしてみましょう。
根菜を取り入れるコツ
忙しい方でも根菜を無理なく取り入れるためには、時間があるときに冷蔵庫にストックしておくのがポイントです。また、電子レンジで下ごしらえをすれば時短調理が可能。さらに、根菜は煮物やスープだけでなく、グリルや天ぷらでも美味しく食べられますよね！
自分好みのスタイルを見つけて、根菜の力で冷えに負けない体作りを目指しましょう！
冷え性対策に冷えてる海のモノ？
実は、海の恵み「海藻類」も冷え性対策の食べ物として挙げられます。ミネラルが豊富で低カロリーな海藻は、身体の内側からバランスを整え、冷え性対策に効果的です。
海藻が身体を温める理由
海藻には、鉄分やヨウ素、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。これらの成分は、血行を促進し、身体を温める効果が期待できます。
冷たい海のモノなのに不思議ですよね？
また、腸内環境を整える食物繊維も豊富で、冷え性の一因である代謝の低下をサポートしてくれます。
わかめ：味噌汁や酢の物で手軽に取り入れられる
昆布：出汁としても活用できる万能選手
ひじき：煮物やサラダにぴったり
もずく：低カロリーでお酢との相性抜群
海藻を美味しく摂る簡単レシピ
忙しい日でも簡単に摂り入れられる、海藻を使った料理をご紹介します。
- わかめたっぷりの味噌汁
- ひじきと大豆の煮物
- 昆布を使った炊き込みご飯
- もずく酢でさっぱり小鉢
これらの料理は、海藻の栄養素を活かしながら、冷え性対策としても効果的です。
日常に海藻を取り入れるコツ
海藻は乾物でストックしやすいのが特徴です。戻してすぐ使えるので、日々の料理に簡単に加えられますよね。また、味噌汁やスープ、炒め物などにさりげなく加えるだけで栄養バランスがアップするという優れもの。無理なく摂り入れられる海藻料理で、美味しい冷えとり生活を送りましょう。
冷え性対策の飲み物とその選び方
冷え性対策は食べ物だけではありません。日常的に口にする飲み物も、身体を温めたり冷やしたりする大きな要因となります。ここでは、冷え性改善にオススメの飲み物と、避けたほうが良い飲み物について詳しくご紹介します。
冷え性におすすめの飲み物
身体を内側から温めるために、以下のような飲み物を日常生活に取り入れてみましょう。
生姜湯
生姜には身体を温める効果があるとされています。特に寒い冬には、はちみつやレモンを加えた生姜湯がオススメ！簡単に作れるうえ、リラックス効果も期待できます。
ほうじ茶
カフェインが控えめなほうじ茶は、身体を冷やしにくく、ホットで飲むとほっと一息つける優しい味わいです。食事と一緒に摂るのにも適しています。
ルイボスティー
ルイボスティーはノンカフェインで、抗酸化作用もある健康的な飲み物です。温かく淹れて飲むと、心も身体もリラックスできます。
ハーブティー
カモミールやペパーミントなど、種類によってさまざまな効能があるハーブティー。特に冬は、身体を温める効果が期待できるジンジャーやシナモンのブレンドがオススメ！
冷え性に危険な飲み物
冷え性を改善したいなら、以下のような飲み物は控えめにするといいでしょう。
冷たい飲み物
当たり前ですが冷たい飲み物を飲む習慣は身体を冷やす原因になります。冷蔵庫から出した直後の飲み物や氷入りのドリンクは避け、常温や温かい飲み物を選びましょう。
カフェインの摂りすぎ
コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは、適度ならばリフレッシュ効果がありますが、摂りすぎると血管を収縮させて血流を悪化させる可能性があります。1日2〜3杯を目安に、飲みすぎないよう注意してください。
冷え性改善に飲み物を取り入れるコツ
冷え性対策として飲み物を活用するには、いくつかの工夫があります。
朝一番に温かい飲み物を飲む
目覚めた直後に温かいお茶や生姜湯を飲むと、身体を内側から温めることができます。
夜のリラックスタイムにホットドリンク
寝る前にハーブティーなどを飲むことで、身体が温まり、グッスリ眠れる環境を整えられます。
持ち運び可能な保温ボトルを活用
外出時には温かい飲み物を保温ボトルに入れて持ち歩き、冷たい飲み物を避けるよう心がけましょう。
冷え性を悪化させる食材と習慣に注意
冷え性対策を頑張っているのに、なかなか改善しない。もしかすると、日常的に知らず知らずのうちに冷えを悪化させる食材や習慣を取り入れてしまっているかもしれません。ここでは、冷え性を悪化させる要因を知り、改善するための具体的な対策をご紹介します。
冷えを招く食材に注意
食べ物が冷え性に影響を与えることは、意外と見落とされがち。例えば、以下の食材は、身体を冷やしてしまう可能性があるため注意が必要です。
冷たい生野菜
サラダやジュースとして摂取することが多い生野菜は、特に冷たい状態で食べると体温を奪いがち。夏場には人気ですが、冷え性の方には不向きです。野菜は温野菜やスープで摂るように心がけましょう。
加工食品
冷凍食品やインスタント食品には、身体を冷やしやすい添加物や保存料が含まれていることがあります。また、栄養バランスが偏ることで新陳代謝が低下し、冷え性を悪化させることも。
白砂糖が多い食品
スイーツやジュースなど、白砂糖が多く含まれる食品は血糖値を急上昇させ、その後急降下させることで体温調節を乱します。甘みが欲しいときは、はちみつや黒糖などを使ったものを選ぶと良いでしょう。
冷え性を悪化させる生活習慣
食材だけでなく、普段の生活習慣も冷え性に大きな影響を与えます。
冷房の使いすぎ
夏場だけでなく、冬場でも室内が冷えすぎることがあります。冷暖房の設定温度を見直し、膝掛けや暖かい服装で冷えを防ぎましょう。
シャワーだけで済ませる入浴
「面倒だからシャワーだけでいいや」そんな日もあると思いますがシャワーだけで済ませてしまうと、身体が芯から温まりません。これはあなたも実感していることではないでしょうか。
できるだけ湯船に浸かり、身体全体を温めることを心がけましょう。特に冬場は半身浴などでリラックスするのもオススメ。
身体を締め付ける服装
タイトな服や靴下は血行を妨げ、冷えを悪化させます。特に外出時には、ゆったりとした服装や締め付けの少ない靴下を選びましょう。
冷えを防ぐためにできること
冷え性を悪化させる要因を避けるだけでなく、逆に身体を温めるための工夫を取り入れると、改善効果がさらに高まります。たとえば、白砂糖の代わりにはちみつを使った飲み物を飲む、温野菜スープを食事に加えるなど、日々の生活の中で取り入れやすい方法を実践しましょう。
冷え性の改善には、日々の食材選びと習慣の見直しが大切。まずは冷えを招く要因を減らし、今回の記事を参考に身体を温める生活を心がけてみてください。
ストレスフリーな冷え性対策の心構え
冷え性対策は、身体を温めることが重要ですが、同時に「続けること」も大切です。無理なく実践するためには、完璧を目指さずにリラックスした心構えを持つことがポイントです。
ガチガチに考えすぎない
冷え性対策に良い食材やレシピを取り入れることは素晴らしいことですが、毎日100%守ろうとすると逆にストレスになってしまうこともあります。たまには好きなものを食べる「ご褒美デー」を設けるのも良いでしょう。
- 週に一度のステーキディナー
- 好きなスイーツを楽しむ時間
たまにはあってもいいですよね。心地よいリズムで楽しむことが、結果的に長続きする秘訣です。
自分に合ったバランスを見つける
冷え性の改善には、食事だけでなく、生活全般の見直しも重要です。例えば、運動を取り入れたり、湯たんぽや靴下重ね履きといった工夫をプラスすることで、さらに効果を高められます。
大切なのは、自分にとって心地よい方法を見つけること。冷え性対策を「頑張ること」ではなく、「楽しむこと」に変えていきましょう。
